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よそさんの知らない祇園祭のコト、こっそり教えます 其之弐

よそさんの知らない祇園祭のコト、こっそり教えます 其之壱
https://ganta-hobby.hatenablog.jp/entry/2019/07/09/165101
に続き
祇園祭其之弐は粽(ちまきについて

祇園祭で授与されているチマキは食べれません💦
これはちょっと京都や祇園祭のことを知ってる方からしたら
至極当然のことなんですが
稀に会所で食べれないと聞いて
驚いている方もおられます😅

基本的にはどこの粽も厄除けや疫病除け
祇園祭が元々疫病を鎮める祭であるため)のご利益がありますが
それぞれの山鉾の言われや成り立ちに起因する様々なご利益もあるんです❗️

めっちゃ詳しく紹介されてるサイトがありましたのでご紹介します✨

https://remichambre.com/3767.html
こちらで粽や手拭い、扇子を
写真入りで紹介されてます💡


どの粽にも
蘇民将来子孫也
のお札が付いていますが、もちろんこれにも言われがあり

昔々、嫁探しの旅に出ていた貧しい旅人が道中で宿を探していました
ある一軒の裕福な屋敷に宿を求めましたが
家主の巨旦将来(コタンショウライ)に拒まれました
すると、困っていた旅人に巨旦の弟の蘇民将来(ソミンショウライ)が
宿の提供を申し出ました
男は大変貧しかったのですが、粟の粥で暖かくもてなしたのです
感激した旅人が翌朝出立する際に
「私は素戔嗚尊スサノオノミコト)=牛頭天皇 です。
 後の世に疫病が流行った時に
 蘇民将来の子々孫々末裔まで疫病や災疫から逃れられるよう
 この茅の輪を身に着けていなさい」
といって授けた茅の輪に書かれていたのが
蘇民将来子孫也、という蘇民将来の血の者の証となるお札でした✨
後に京の町を流行り病が襲った際
巨旦将来の子孫は死に絶えてしまいましたが
蘇民将来の子孫は皆無事に生き長らえた、ということです

その時の茅の輪が元になって現代の粽の形になりましたが
蘇民将来の子孫である証のお札は今尚受け継がれています


従来の飾り粽とは別に、近年は食べられるちまきを販売している保存会もありまして
元祖は後祭の黒主山が「亀屋吉長」さんの生麩を使ったちまきを2007年から販売していて
前祭の月鉾と四条傘鉾でも販売しています
他には前祭の岩戸山が「木乃婦」さんの和三盆と黒糖を使ったちまき
2015年?から販売しています
また、現在復興を目指している鷹山でも「伊勢源六たちばなや」さんの生ちまきを販売されてます💡

鷹山は2022年の巡行復帰を目指して復興を進めておられて
ちまきなどの売り上げは復興のために使われるということなんで
ご利益を享受する+応援のためにもご購入をお願いします😌

あ、そうそう、今年は笹の外れ年で粽の数がめっちゃ少ないと聞いてますので
ご授与頂く予定の方は早めの方がいいですよ❗️
(一日の数はきまってますので、その日の早い時間という意味です)



祇園祭其之弐は粽について、でした

其之参
https://ganta-hobby.hatenablog.jp/entry/2019/07/10/234633
へ続く